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2019春白馬村への家出。「May.04 3日目塩の道を南小谷駅から平岩駅まで。」

 『3日目』
 坦坦スープ春雨とパンの朝食後、出発地点の小谷村役場まで車載で移動します。今日は平岩駅までの約20kmです。とは言いながら、中身は押し担ぎの連続が予想されます。

 まずは村役場に駐車後「熊出没」の情報収集です。今日は連休中ですが職員の方が来られたんで情報を聞きます。
ワシ「おはようございます。熊について教えてください。」
職員「猟師さんの情報では去年から多いようですよ。」
ワシ「出てきてますか?」
職員「山菜採りの方は気配を感じても、会ったとは聞いていません。それと、音を鳴らしても小熊は寄ってくるようですよ。」
ワシ「わたし、京都から来てますけど、気配だけやったら経験はありますけど、痕跡はどうですか?」
職員「京都も多いようですね。」
ワシ「熊はぎと糞は多いですよ。けど、会うのはチョット・・・。」
職員「結局は気をつけていってもらうしかないですね。」
ワシ「やっぱりね。ありがとうございました。」

という状況でした。とにかく気配を見ながら行ってみることにします。役場からいきなりシングルトラックを登り始めて、登りが終わると結構乗れます。次の虫尾の集落にある阿弥陀堂

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で参拝後早くも休憩をしました。ここは高台の集落なんで景色がいいです。ここからは乗れそうな下りが次の下里瀬集落まで続きます。この下りきった集落からは急坂が始まります。乗れる坂が終わったら押していきます。久しぶりの押しでしんどいです。この区間が初めての山らしい山ですけど、下の集落やら国道が見えるんで山奥の感覚は無いです。塞の神(せえのかみ)の峠

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を越えて、民家もすんで下った所は浦川の氾濫原です。ここの橋を渡ってからは道が解りにくいです。河原へ行く道には行くけど底まで行かず左へ、行き止まり手前で右(道標有り。)へ行って、河川敷の岩だらけを行って河原の道へ出たら左です。前から来た人にも「ここは解りにくいですよ。」と言うて道を解説しときました。この先で右へダブルトラックを行く以外は道の駅まで舗装路が続きます。いくらオフ用タイヤでも舗装路は楽です。「道の駅小谷」はたくさんの人です。ゼブラゾーン他区画外にも駐車させてました。ここを過ぎたらまた山の中です。国道はトンネルですし人家も少ないので、どうもこの区間が一番旧街道を通り越して山の中の道でした。さすがに、ここでは手持ちのゴミ無しクラッカー、ホイッスルで自己防衛をしました。登り切ると城ノ越の峠
 
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です。この辺は自然林の新緑がきれいですし、カタクリ

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もたくさん咲いてます。道は古道

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らしく掘れてます。現国道を越えたら湯原温泉に着きます。この奥には庚申さん

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他の石塔が並んでます。この先で新潟県に入ります。県境の国境橋ではMTBを担いで鉄の階段を登って、柵の間から歩道へ出ました。某HPの記録には「仮設のはしごを登って、柵を跨ぐ・・・。」と書いてありますが改善されてました。新潟県に入った後の葛葉峠の登りは何年ぶりかでMTBを担ぎました。その一番のしんどい区間の後、葛葉峠

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で舗装路に出たらほっとしました。地図を見たら解るんですが、さっきの湯原温泉から平岩駅までが長距離で旧国道が残ってます。(とはいいながら、トンネル他で整備されるまでのこの旧国道も走ったはずですが、記憶にありません。)ここまで、「小滝駅まで行けたら・・・。」という願望もあったんですが、多少は疲れたんと次の汽車までの2時間(平岩駅で1349発の次は1550。)で10kmの旧道トレースはリスクが大きいです。そう決めてからの平岩駅までの舗装の下りは快適でした。

 平岩駅からは輪行で南小谷まで汽車に乗りました。あれだけ押したり担いだりの区間を、汽車に乗ったら26分と240円で走ってくれました。着いたら駅前でMTBを組んで、役場Pへ走って、後片付けも後回しで、白馬村へ直行です。まずはデリシアで食料の不足分を買い、みみずくの湯へ行きました。昨日は風呂に入ってないんで温泉が気持ちいいですし、露天風呂からは白馬三山が見えます。温泉前のお店では「チーン!」ですけどおやきがあって、P泊地点でのお茶菓子にして暖めたペットボトルのお茶で食べました。

 P泊地点では、トイレへ行ったり、舗装用タイヤに替えたり、RDを調整したり、塩の道でのドロを落としたりします。その途中でトイレへ行ったときに自転車での知人であるM氏に声を掛けられました。大町から鬼無里の周回に行ったようです。そんなこんなの後で、ちょうど昨日のスペースが空いたんで移動させます。すると昨夜私の回りに駐車した人らから「お疲れさま。」「お帰り。」て言うていただきました。みなさんは昨日に続いて「塩の道を歩く」行事に参加されてたようです。

 今日の夕食はパックご飯とレトルトの麻婆ナスです。明日は「伝建地区青鬼集落」と「姫川源流」へ行きたいのと、京都までの鋭気を養うのとですぐに寝ました。

by ashita-doko-doko | 2019-05-06 20:44 | 自転車 | Comments(0)