2013年 02月 02日
節分と戦争体験。(本当は戦後生まれです。)
今日は節分です。節分には小さい時には左京区の吉田神社に行きました。そこでの経験も私にとっては「戦争体験」です。昭和30年代には白衣でアコーディオンを弾いたり、軍歌を歌う人たちが居られました。父からは「傷痍軍人」と聞きました。父はいくらかのお金を渡してました。まだ引揚げが続いてた時期やったんかもしれませんし、国にも補償する力が無かったんでしょうか。その後昭和40年代までは他の神社にも居られました。
他には、「尋ね人の時間」です。ほとんど覚えてませんが家のラジオで聞きました。「・・年頃・・に居られた・・さん、連絡してください。」「・・の部隊に居られてお世話になった・・さん、・・・。」という伝言が続きます。あの淡々と話される声をなぜか覚えてます。
と、一番すごい記憶は父です。朝みんなが起きてきやへんと「総員オコーッシッ!!!」と声がかかりますし、悪さをすると「精神を入れたる!」とバットでお尻をどつかれました。今でも水兵帽がどっかにあるかもしれませんが、防寒コートは私らの小さい頃のコートに仕立て直し、(今の言葉で言うリフォーム。)されましたし、千島での防寒ズボンは受験勉強中の防寒に重宝しました。ですが、父は音痴でした。「♪月月火水木金金・・・。」と歌いますが下手でした。「歌謡曲が下手なら解るけど戦意高揚の歌が下手でどうすんねん?」と思いましたが言いいませんでした。「精神を入れたる!」とバットを持ち出すと困りますし。